宮川庚子(みやかわ かのえこ)記念研究財団令和3年度「第2回研修会」 (会員等) の報告

本財団の令和3年度第2回研修会(賛助会員等対象)は令和4年2月5日(土)午後、オンラインWeb形式で自治医科大学感染・免疫学講座ウイルス学部門名誉教授の岡本宏明先生の座長により開催されました。

「HEVの感染実態と研究の最前線」をテーマに日本赤十字社北海道ブロック血液センターの坂田秀勝先生、自治医科大学感染・免疫学講座ウイルス学部門の高橋雅春先生、同長嶋茂雄先生及び国立感染症研究所ウイルス第二部の李天成先生からそれぞれ、北海道献血者における長期HEV NATの結果とその解析(2005年から)、国内の野生イノシシ・野生シカにおけるE型肝炎ウイルス感染の実態調査、レポーター遺伝子を有する組換えE型肝炎ウイルスの開発と薬剤スクリーニングへの応用(基礎研究)、動物モデルにおける新型HEVの感受性(感染研究)について最新情報のご発表とWeb参加者との質疑応答が行われました。我が国のE型肝炎ウイルスの感染実態と研究の最前線について興味深い話題の研修会でした。

本研修会は本財団賛助会員を対象に実施しております。賛助会員に入会申込の方は、本ホームページ「お問合わせ」より件名に「賛助会員申込」と記載の上、ご連絡ください。
本財団は令和2年4月1日付で東京都より寄附金(賛助会費含む)の税額控除適用法人としての証明を受けました。