宮川庚子(みやかわ かのえこ)記念研究財団第26回「肝臓病医療講演会」及び令和3年度「小規模な相談会を含めた講演会」の報告

本財団主催の令和3年度(第26回)肝臓病医療講演会(令和3年9月26日 講師 武蔵野赤十字病院院長 泉 並木 先生 : NPO法人東京肝臓友の会協賛、東京都福祉保健局後援)及び小規模な相談会を含めた講演会(令和3年10月24日 講師 東京大学医科学研究所 先端医療研究センター感染症分野 教授 四柳 宏先生 : NPO法人東京肝臓友の会協賛)は、いずれもオンラインWebを主に開催されました。

肝臓病医療講演会では泉先生が「肝癌早期発見のポイントと6種類の薬の使い分け」をテーマに、近年C型肝炎治療薬の開発が進み肝癌の背景はB型肝炎ウイルス、アルコール、脂肪肝に起因するものに変わったとして、画像診断の重要性と最新の進行性肝癌治療薬について詳しく話されました。 

小規模な相談会を含めた講演会では四柳先生が肝疾患患者さんを対象として「B型肝炎と新型コロナウイルス感染症に関する最新トピックス」をテーマに、B型肝炎における新規薬剤と従来の薬剤との組み合わせ治療の発展及び新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種が進む中での日常生活の在り方などについての講演と小規模相談を実施されました。

COVID-19の感染状況下で当財団は、今後も肝疾患領域の専門医・研究者、患者さんに貢献できますよう微力ながら活動を続けて参ります。ご支援よろしくお願い申し上げます。