宮川庚子(みやかわ かのえこ)記念研究財団令和4年度「第2回研修会」 (会員等) の報告

本財団の令和4年度第2回研修会(賛助会員等対象)は令和5年1月28日(土)午後、オンラインWeb形式で自治医科大学感染・免疫学講座ウイルス学部門名誉教授の岡本宏明先生の座長により開催されました。

「わが国におけるHEV感染の現況とHEV基礎研究の最新トピックス」をテーマに①手稲渓仁会病院消化器病センターの姜貞憲先生、②日本赤十字社血液事業本部中央血液研究所の佐竹正博先生、③国立感染症研究所ウイルス第二部の李天成先生及び④自治医科大学感染・免疫学講座ウイルス学部門の長嶋茂雄先生からそれぞれ、①E型肝炎全国調査(2012-2017)の概要、②輸血によるHEV感染のリスク、③Rat HEVの検査法・動物モデル及びワクチン開発に関する研究(感染研究)、④レポーター遺伝子を保有する2種類の感染性E型肝炎ウイルスの構築と応用(基礎研究)について最新情報のご発表とWeb参加者との質疑応答が行われ、最後に岡本先生に総括していただきました。
我が国のE型肝炎ウイルス感染の実態と基礎研究について最新のトピックスを含む大変興味深い演題の研修会でした。

本研修会は本財団賛助会員を対象に実施しております。賛助会員にご入会申込の方は、本ホームページ「お問合わせ」より件名に「賛助会員申込」と記載の上、ご連絡ください。
本財団は令和2年4月1日付で東京都より寄附金(賛助会費含む)の税額控除適用法人としての証明を受け、賛助会員への減税効果が高まりました。