本財団主催の令和7年度(第30回)「肝臓病医療講演会」(講師 武蔵野赤十字病院院長 黒崎 雅之 先生 : NPO法人東京肝臓友の会協賛、東京都後援)は令和7年9月28日、連合会館(千代田区神田駿河台)において開催されました。
黒崎先生は「慢性肝疾患の自然経過を変える ~薬と生活習慣による最新の医療戦略~」をテーマに最新情報を踏まえて次のように話されました。
慢性肝疾患は肝硬変、肝がんへと進行するが、肝がんは新規薬剤や局所治療で治る時代になり、肝がんになっても希望をもって治すこと。
肝硬変や肝がんの成因はウイルス性が減少し、アルコール性や代謝機能障害関連肝疾患が増加した。
代謝機能障害関連脂肪性肝疾患 (MASLD)に対しては肥満の解消、メタボ疾患の治療、今日からできる食事に注意のこと。
肝臓の働きを支える筋肉と運動が大事で日常生活では、有酸素運動+レジスタンス運動、肝炎体操を生活習慣に取り入れること。