本財団の令和8年度第1回研修会(賛助会員等対象)は令和8年7月25日(土)午後、国立健康危機管理研究機構(JIHS)国立感染症研究所においてJIHS副理事長の脇田隆字先生(本財団評議員)の座長により開催されました。
前半に昨年度の令和7年度本財団研究助成者3名[東京科学大学大学院医歯学総合研究科 消化器病態学分野の志水太郎先生(肝細胞形質を長期維持可能なヒトiPS細胞由来肝オルガノイドを応用した肝癌オルガノイドモデルと肝細胞・星細胞アセンブロイドモデルの開発)、JIHS国立感染症研究所 ウイルス第二部の河島圭吾先生(B型慢性肝炎の治癒を目指したmRNAワクチンの開発)及び慶應義塾大学医学部 病理学教室の藏本純子先生(多層オミックス解析に基づく代謝機能障害関連脂肪性肝疾患由来肝発がんの予防・治療標的候補およびコンパニオン診断マーカーの同定)]による研究発表があり、後半に「A型肝炎研究」をテーマに演者5名による講演(下記)がありました。
①新潟大学医歯学総合病院 魚沼地域医療教育センターの神田達郎先生(A型肝炎の臨床病態、感染予防と診療上注意すべき点)、②JIHS国立感染症研究所 ウイルス第二部の清原知子先生(日本におけるA型肝炎のリスクグループ)[急遽欠席のため、五十川正記先生より概要説明] 、③JIHS国立感染症研究所 安全管理研究センターの結城明香先生(HAV感染マウスモデル)、④JIHS国立感染症研究所 安全管理研究センター・ウイルス第二部の鄭シン先生(HAV感染排除に関与する免疫学的機序の検討)及び⑤JIHS国立感染症研究所 ウイルス第二部のHussein Aly先生(Hepatitis A Virus Entry as a Prophylactic Target: Development of Oral Inhibitors)から、それぞれA型肝炎研究の現状・最前線を紹介するご講演と活発な質疑応答が行われました。
最後に座長の脇田先生から、前半の本財団助成研究発表はレベルの高い内容で本財団の研究助成が非常に有効に活用されていること、後半の「A型肝炎研究」のテーマでは臨床、疫学、動物モデル(マウス)の確立とそれを用いた免疫学的解析・創薬開発などの発表を通して今後もA型肝炎研究のさらなる発展が期待されることを実感した大変有意義な研修会であったと総括されました。
なお、本研修会対象の本財団賛助会員に入会をご希望の方は、財団ホームページ「お問合わせ」より件名に「賛助会員入会希望」とご記入の上、ご連絡ください。本財団は令和7年4月1日から引き続き東京都より寄附金(賛助会費含む)の税額控除適用法人としての証明を受けましたので会員の皆さまには税制上の優遇措置をお受けいただくことができます。